ほしきままなり

趣味のプログラミングやらガジェットやらを気ままに記事にしてきます

ジオシティーズの終焉と個人サイトの思い出

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ようこそ! あなたは〇人目の訪問者です!

<marquee></marquee> って今でも動くんだなぁ…w
<blink></blink> はもう非推奨で動かなかった…。

そんなコンテンツを作ったことのあった、20代中盤の懐古語り日記。
ブログというものがまだそれほど多くなく、SNSという言葉が一般化されていないときのお話。

個人サイトの思い出

来年三月末でジオシティーズが終了らしいです。
https://info-geocities.yahoo.co.jp/close/
色んな人の黒歴史が葬り去られるのとともに、ネットのひと時代の終焉の始まりだと思いました。

私の小学生後半~中学生はいわゆるスクールカースト底辺であり、勉強なんて全くやっていませんでした。
家にノートパソコンが来てからというもの、とりあえず好きなゲームのこと調べて…
個人サイトに入り浸り、そこでネットマナーなるものを掲示板で学んでいきました。
その過程で個人サイトに憧れ、とあるゲームのファンサイトを開いて運営し始めました。
アクセスカウンター、日記、掲示板、チャット、自作ゲーム、小説
今考えればとても痛々しかったが、当時の私にとっては更新することや、常連サイトをサーフィンすることが生きがいでした。
なによりも掲示板やチャットで実際に来て掲示板に書き込んでくれた人、住人になってくれた人がいたことがとても嬉しかった思い出です。

なんていう昔ばなし。
久々に見た自分のサイトは痛々しく残っていました。
まだあのサイトはあるのかな?なんてリンク集を見たら全滅していて、とても悲しかったです。

(持論の)昔と現代のインターネット関係図

昔(90年代~00年代中盤)

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昔のネットでの人との繋がりといえば個人サイト間でのリンク集や、掲示板やチャットの繋がりが多かったと思います。
思い思い好きなことを好きなように公開して、そのコンテンツが好きになった人達が掲示板やリンク集を通じて繋がっていく。
当時のインターネットの個人ページには「もうひとつの世界」が幾つもあったのかなと思いました。
何を書いても基本文句は言われないし、コンテンツが好きな人同士で繋がっているので感想も率直でした。
今思うと本当に現実逃避しやすい場所でしたねw
現実と通じている箇所といえば、リア友の開いた個人サイトへの訪問や、オフ会に行く人達くらいでした。

現代(00年代後半~)

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現代インターネットは、

  • 自分が知人に知らせたいことをすぐに知らせることができる
  • 趣味の合う人と気軽に繋がりを持つことができる
  • 何もしなくても欲しい情報が回ってくる

等々、本当に良いことずくめですよ。

でも、リアルとの繋がりが深すぎて、ネットへの逃げ場が少なくなっている気がしていました。
現実世界とネット世界はもう密着しすぎて、一つの世界に融合してしまったなぁとw
Twitterの世界はでかすぎるし、LINEだと現実の交友関係がもつれ込んできます。
色んなものにSNS連携が付きまとうことで、SNSが自分でありすぎてしまってるのではないかなとかわけわからんことも考えてみたり。
今でも昔の雰囲気の交流を頻繁にしてるところって、Twitterの創作関係の人達くらいなんじゃなかろうか?

創作関係は本当にアウトプットしやすい時代になったなと思いました。
今ではニコニコ動画RPGツクールと提携してたりしてますし、Twitterで絵を上げればすぐに評価されますしね。
昔は口コミから広がって、やっとの思いで現実世界に届くようなものでしたから。
洞窟物語ニコニコ動画なんかはその類なのかなとか思っていたり(でかくなりすぎた感がなくもなくも…w)

何ていうぼやきを抱えて生きていたらジオシティーズが無くなるっていう知らせをうけたので、結構悲しかったですw
当時のインターネットに戻りたいなと思いつつも、この便利な情報社会からはもう戻れないんだろうなとか考えながら、久しぶりによくわからんサイトをサーフィンしてこようかな。